NASや社内ファイルサーバーからクラウドストレージへ移すデータ量と、回線の上り速度から転送時間の目安を計算します。回線を24時間使えない場合も、1日あたりの稼働時間から日数へ換算できます。
重要:表示値は計画用の概算です。小さいファイルの多さ、暗号化、同時利用、サービス側の制限、再送、権限設定、検証作業によって実時間は延びます。旧NASは検証完了まで消去・廃止しないでください。
工程
データ量の目安
時間の目安
パイロット分(5%の例)
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残りの転送(95%の例)
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再送等の予備(20%の仮定)
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100GB・500GB・1TBのクラウド移行時間の早見表
上り100Mbpsなら、1TBの理論転送時間は約22.2時間です。この計算機と同じ実効率70%・予備20%を仮定すると約38.1時間、1日12時間だけ転送する計画では4日になります。これは実測結果ではなく計算例です。
| データ量 | 理論最短 | 実効率70%+予備20% | 1日12時間の必要日数 |
|---|---|---|---|
| 100GB | 約2.2時間 | 約3.8時間 | 1日 |
| 500GB | 約11.1時間 | 約19.0時間 | 2日 |
| 1TB | 約22.2時間 | 約38.1時間 | 4日 |
式は「データ量GB×8,000÷上りMbps÷3,600」です。実効率70%と予備20%は計画用の仮定で、余裕が十分であることを保証しません。ファイル数や回線混雑で時間は変わるため、上の計算機へ実測値を入れ、小規模テストで補正してください。日数は作業枠の数であり、検証・教育を含む導入日程全体ではありません。
計算結果の使い方
パイロット移行では、重要なファイル形式、大小のファイル、権限の異なるフォルダーを含め、転送速度・ファイル名・更新日時・開閉を確認します。工程表の5%/95%は仮の配分で、必要な試用範囲を保証する割合ではありません。問題がなければ残りの転送へ進みます。20%の予備も仮の計画枠で、権限設計や教育に必要な工数を個別に積み上げたものではありません。実測値と業務影響に応じて余裕を見直してください。
転送日数を出した後の確認:この計算値は転送の作業枠であり、権限設計・検証・教育・社内承認を含む導入日程全体ではありません。法人クラウド導入の5段階と無料ツール一覧で次に必要な判断材料を整理し、切替の前には移行でよくある失敗と対策も確認してください。
移行前チェックリスト
- 容量とファイル数:フォルダー別の容量、ファイル数、最大ファイルサイズを確認する
- 不要データ:重複、退職者データ、保存期限を過ぎたファイルを移行対象から外す
- ファイル名:禁止文字、長すぎるパス、特殊な拡張子を移行先の仕様と照合する
- 権限:部署・役職・社外共有ごとに、移行後のアクセス権を先に設計する
- 回線:実際に移行する端末・時間帯で上り速度を測る
- パイロット:業務影響の小さい部署またはフォルダーで操作性と復元性を試す
- 差分同期:初回コピー後に更新されたファイルをどう反映するか決める
- 切り戻し:検証完了までは旧NASを読み取り可能な状態で保持し、戻す条件を決める
なぜ理論値より時間がかかるのか
写真・RAW・動画を大量に移す場合は、100GB・500GB・1TBの写真移行時間の目安とテスト手順も参考にしてください。ファイル数や最大ファイルサイズを確認し、実データの小規模テストで計算値を補正します。
回線速度のMbpsは1秒あたりのメガビット数で、ファイル容量のGB・TBとは単位が異なります。さらに、通信の制御情報、暗号化、小さいファイルごとの処理、同時利用者の通信、サービス側の速度制限が加わります。そのため、この計算機では理論値を実効率で割り戻し、さらに20%の予備時間を追加します。
移行時に金額以外で確認する項目
- 利用できる総容量と1ファイルあたりの上限
- ユーザー・グループ・フォルダー単位の権限設定
- 削除ファイルや旧版を戻せる期間
- 監査ログ、2段階認証、IPアドレス制限
- Windows・macOS・スマートフォンの対応状況
- 移行ツール、サポート窓口、障害時の連絡方法
計算式
換算時間は「データ量(GB)×8,000÷入力速度(Mbps)÷3,600」です。1TB=1,000GB、1GB=1,000MBとして計算します。補正後の転送時間は換算時間÷補正率、予備込みの時間はその1.2倍です。実際のクラウド転送で求めた速度を入力する場合は補正率100%で追加補正をしません。必要な転送作業枠は「予備込みの時間÷1日の転送時間」を切り上げた日分で、休日・承認待ち・検証全体を含む完了予定日ではありません。
よくある質問
速度テストの下り速度を入力してよいですか?
いいえ。NASからクラウドへ送る処理なので、アップロード側の「上り速度」を使います。実際に作業する拠点と時間帯で測定してください。
試用転送の実測値はどう入力しますか?
転送を始めてから完了までの時間と、実際に送った容量を記録します。速度Mbpsは「転送容量GB×8,000÷経過秒」で求めます。例えば20GBを40分(2,400秒)で転送したなら約66.7Mbpsです。この値を上り速度欄へ入力し、補正率100%を選びます。既に小ファイル処理や待ち時間を含む速度を、さらに70%に下げる二重補正を避けるためです。同じ移行先・端末・時間帯・ファイル構成で複数回試し、速かった1回だけを採用しないでください。これは計算例で、当サイトの実測記録ではありません。
MicrosoftのSharePoint・OneDrive向け移行パフォーマンスガイドでも、ファイルサイズ、移行時刻、移行元の読み出し性能、サービス側の調整などが要因として説明されています。他のサービスが同じ速度・条件で動くという意味ではありません。確認日:2026年10月9日。
表示された日数で必ず終わりますか?
保証できません。多数の小さいファイル、再送、権限エラー、回線混雑、サービス側の制限で延びます。パイロット移行の実測値で再計算してください。
移行後すぐに旧NASを停止してよいですか?
主要ファイルの開閉、件数、容量、権限、更新日時、差分データを確認するまでは停止しないでください。旧環境へ戻す条件と期限も事前に決めます。
本ページは移行計画の概算を補助するもので、データ移行の完全性や所要時間を保証しません。参考:IPA「中小企業のためのクラウドサービス安全利用の手引き」、XServerドライブ スタートガイド。情報確認日:2026年10月1日。現在の外部リンクは通常の公式リンクです。
容量の決め方:現在量と増加率から3年後の必要容量を計算する
選定条件を整理:人数・容量・共有・認証・ログから必要機能を無料診断する
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